石田気功療院 の三大要素

調行-行い-とは?

生きていることが苦しいことであるということがご理解いただけたでしょうか?
しかし苦しいからといって人に迷惑をかける行為は慎みたいものです。
全ての人は自分のことを中心に考えます。自分さえ良ければ人はどうあっても良いという考え方は当たり前となっています。 これでは世の中は良くなりません。人は協力してこそ繁栄するものなのです。
また自然との協調もなくなり、温暖化という地球規模が変革してきているのも事実です。 暑さと寒さのバランスも崩れてきて、洪水、飢饉といった天変地異、地震、疫病といった苦しみ。 また大きな戦争こそありませんが、いつあってもいい恐ろしさはあります。今生かされているときこそ自分の魂を磨くことが出来る絶好のチャンスです。

すべての人は自分のことを中心に考えます。自分さえ良ければ人はどうあってもいいという考え方は当たり前となっており、 やがては自分を苦しめる原因になることを知ることはありません。他人を踏みつけて自分をよく見せよう、良くなろうという行為は必ず、自分も踏みつけられます。

今自分が苦しいからといって他人を妬んだり、恨んだりしてはいけません。苦しみに耐え、良い行いを実行していけば必ず良い結果につながります。 また良い行いをしても結果的に良くならないときは自分の悪いところ、足りないところを反省し、人に対して頭を下げなければなりません。 頭を下げる行為はバカバカしいと思われますが、これは人に対してぺこぺこするというものではありません。相手を敬う行為です。

自分が幸せになる為の行いとしては、わがままを捨て、求めずして与えようという行いをしなければ成りません。 与えるということは、相手が利益になることを惜しまないで、差し出す行為です。

それは笑顔、励まし、挨拶、お金、物品、愛、慈悲、苦しみの原因、批判、忠告などです。 そして良い行いとは、人のために役に立つ行為、喜んでもらえる行為をさしますが、自らの行為にも気をつけなければなりません。

それは人に対して腹を立ててはいけないということ。人から与えられた恩は遠くから返すということ。人からお金を借りてはいけないということ。 自分が悪者になるということ。ギャンブルにのめりこまないということ。食べ過ぎ飲みすぎに気をつける。 自信は大切なことだが、過信してはいけない。弱気は最大の敵である。何事も身分に相応。不平、不満、泣き言は心に毒をつくる。 駄目なとき駄目な顔をしないこと。年長者には優しいまなざしをすること。万事に気を使うこと。やきもちをやいてはいけない。 相手の良いところはほめること。同じ過ちは繰り返さないこと。これは反省が足りないから何回でも同じことを繰り返すのであります。

人の失敗は笑ってはいけない。人の秘密は聞いてはいけない。生活の中で必ず満足はないということ。 常に何かが不足しているか、不自由であるということを理解すること。罪は憎んでも人は憎んではならない。 当たり前と思えることに感謝するということ。人の悪口はいってはならない。どんな批判、忠告でも受け入れること。嘘はつかないこと。 人のものを盗んではいけない。平常心を忘れてはいけない。他人の幸せは喜ぶこと。職業の上下を差別してはいけない。

次にお話させていただくことは、人は生かされているときに思いもかけない不幸が時として突然襲い掛かってくることがあります。 地震、台風、事故、怪我、倒産、リストラ、離婚、いじめ、金銭トラブル、異性問題等。このような問題が起こったらどのように対処したらよいのでしょう。

自然災害によるものは文句のぶつけるところはありません。したがって耐え忍ぶという行為を実践するしかありません。 人生における試練です。災害による色々な方面からの苦しみはつらいものがありますが忍耐してください。

事故、怪我といったものは自分自身の誤った行いによるものです。自分が他人に与えた悪想念が、巡り巡って帰ってきたものです。 よくよく反省しなければなりません。倒産、リストラといったものこの難を乗り越えるには、世の中というものは安定したものは何一つないということです。 この苦しみは当人にとって魂が成長するためのものと心がけてください。試練です。

離婚問題は家系に色情問題(浮気、不倫)といったものがあれば必ずといっていいほど子孫に影響を及ぼします。 男性の場合では5代色情問題が無ければ立派なものです。人間はお金と地位と権力といったものを得ることによって行うことはいつの時代でも同じことを繰りかえします。

ですから、一代で財産を築いたとしても魂(心)に功徳(良い行い)を積まなければ十中八九子孫は親が築いた財産を使い果たして、没落していきます。 心というものを養わなければ、人間として生かされている意味が無いことを理解する必要があります。

私たちは欲望を成就するためにこの世に生まれてきたのではなく、魂の霊格(人格)を高めるためにこの世に生を受けたのだということを 肝に銘じなければなりません。

生きる目的が理解できたなら、後は何を行動していくかはお分かりいただけたものと推察いたします。

心を立て直すということが大切になります。心を立て直せば病気も治り満足のいく生活が出来るようになります。

心変われば環境が変わり、環境が変われば人生が変わる。人生が変われば運勢が変わる。

人間が生まれたときにそのもって生まれた性質は決して完全なものではありません。その完全でない性質をどこまで良くしていくことが出来るかが大切です。

自分の思うように生きている人は、生まれたときからの悪い性質が増長し、年を取ってからいろいろな苦しみに責められます。

悪い状態の時には一刻も早く逃れたいと思いますが、この苦しみは自分が行ってきたものが今現実に現れてきたものであって、 よくよく反省し、忍耐をするしか解決の道はありません。

私が悪かったごめんなさい。という心からの反省は魂を浄化していきます。 悪いことを責めているのではなく、悪いと思ったら謝る勇気がとても大切なことを言っているのです。

明らかに自分の方が悪い場合と分かっていて誤れないということは、そのような人は頑固という業(魂の汚れ)を背負うことになり、 遅かれ早かれ逃れられない苦しみにあえぐことになります。このような人は聞く耳を持たない頑固者で哀れな人といえましょう。

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